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初心者のためのJupyter入門

ベクトル・行列の演算 (1/4)

作成:2018-02-03 11:49
更新:2018-03-20 20:10

■ベクトルの基本操作

ベクトルを結合したり、内積・外積を計算するための機能は、すべてnumpyのメソッドとして用意されています。それらについて整理しましょう。


●ベクトルの結合
変数 = numpy.ravel([《ベクトル1》,《ベクトル2》,……])
複数のベクトルを結合するには、ravelというメソッドを使います。これは平坦化のためのメソッドで、ベクトルどうしならば1つのベクトルにまとめられます。

引数は1つだけなので注意して下さい。結合するベクトルを1つのリストにまとめたものを用意します。例えば、
numpy.ravel(([1, 2, 3] , [4, 5, 6]])
このようにすると、[1, 2, 3, 4, 5, 6] といったベクトルが得られます。


●ベクトルの内積
変数 = numpy.inner(《ベクトル1》,《ベクトル1》)
ベクトルの内積は「inner」というメソッドを使って演算します。これは引数に2つのベクトル値を指定します。例えば、このように使います。
print(np.inner([1, 2, 3],[4, 5, 6]))
 ↓
32

●ベクトルの外積
変数 = numpy.outer(《ベクトル1》,《ベクトル1》)
ベクトルの外積は「outer」というメソッドを使って演算します。これも引数に2つのベクトル値を指定します。例えば、以下のように利用します。
print(np.outer([1, 2, 3],[4, 5, 6]))
 ↓
[[ 4  5  6]
[ 8 10 12]
[12 15 18]]


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