jQueryの基礎知識 (1/3)
作成:2010-04-03 17:59
更新:2012-05-25 11:45
更新:2012-05-25 11:45
■jQueryって、なに?
「jQuery(じぇーくえりー)」は、JavaScriptのライブラリです。これはjQuery Teamというグループによって開発されている、オープンソースのスクリプトです。以下のサイトにて公開されています。
http://jquery.com/
では、なぜjQueryが注目されているのでしょうか。そもそも、「JavaScriptのライブラリ」って、何でしょう?
●なぜ、ライブラリが必要か?
JavaScriptは、Webブラウザの中で動くスクリプト言語です。これはHTMLの中に記述し、誰でも専用のソフトウェアなど必要なしにプログラムを書くことができます。ですから、「JavaScriptのスクリプトを書くなんて、誰でも簡単にできる」という、誤ったイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
そりゃ、ちょっとした計算だのをする程度なら、誰でも簡単にスクリプトは書けるでしょう。が、今や、Javascriptに求めるもののレベルが違います。Webを制作する非人間がJavascriptに求めているのは、「ブラウザでのちょっとした処理」ではありません。
それは、例えば「HTMLのフォームなどではありえない、クールでインタラクティブに動く新しいGUI」であったり、「Ajaxを利用してサーバーと自然にやり取りしながら、まるで普通のアプリケーションのように動くプログラム」であったりするのです。現在のJavaScriptに求められているのは、そうした高度な表現です。
こうしたものを実現するには、非常に複雑で高度なスクリプト作成が必要です。JavaScriptでそれを行うのは、非常に大変でしょう。なにしろ、JavaScriptには、ごく基本的な関数類と、Webに関するごく基本的なDOMオブジェクトが用意されているだけですから。標準では、高度なGUIや視覚表現やサーバー通信のための高レベルな機能は何もありません。
そこで、より高レベルな機能を提供するライブラリが広く使われるようになってきたのです。例えば、数行でクールなウインドウやメニューを実現したり、ブラウザの互換性などを考慮することなくDOMを操作できたり、ややこしい処理の流れを考えることなくシンプルに実装出来るAjax通信であったり、です。数十行、数百行ものスクリプトを書いてようやく実現出来るような高度な機能を、ごく短いスクリプトで作り出せるライブラリがあれば、誰だって使いたくなるでしょう?
●なぜ、jQueryなのか?
こうしたライブラリは多数登場していますが、jQueryほど注目されているものは他にないといってよいでしょう。では、一体なぜjQueryなのでしょうか。
まず、なによりも「小さい」ということがあげられるでしょう。Javascriptといえども、本格的なライブラリになると、数MBから十数MBものサイズとなります。それだけ巨大なものが、Webページにアクセスするごとにロードされることを想像してください。利用に二の足を踏みませんか?
jQueryは、最新の1.4でもわずか70KB程度です。非常に小さく、その割には強力。なぜそんなに小さくできたのか?というと、基本機能に絞っているからです。
といって「だから貧弱」というわけではありません。jQueryには最初から機能を拡張するための仕組みが用意されており、さまざまなプラグインなどを追加することで、実にバラエティ豊富な表現が可能となるのです。
また、多くのライブラリが、機能強化のためにJavaScriptの基本的なDOMオブジェクトを書き換えているのに対し、jQueryは一切、そうした改変を行っていません。これも非常に重要です。JavaScriptは、プロトタイプなどを操作することで基本的な機能を変更できますが、そうすることで、本来とは異なる動作をするようになり、予想もしないトラブルを引き起こす可能性もあります。jQueryはそうした改変を行っていないため、ライブラリの中でも非常に「安全・安心」です。
この「シンプルで安心して使える」「拡張性・豊富なプラグイン」――これこそがjQueryの最大の長所といってよいでしょう。
http://jquery.com/
では、なぜjQueryが注目されているのでしょうか。そもそも、「JavaScriptのライブラリ」って、何でしょう?
●なぜ、ライブラリが必要か?
JavaScriptは、Webブラウザの中で動くスクリプト言語です。これはHTMLの中に記述し、誰でも専用のソフトウェアなど必要なしにプログラムを書くことができます。ですから、「JavaScriptのスクリプトを書くなんて、誰でも簡単にできる」という、誤ったイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
そりゃ、ちょっとした計算だのをする程度なら、誰でも簡単にスクリプトは書けるでしょう。が、今や、Javascriptに求めるもののレベルが違います。Webを制作する非人間がJavascriptに求めているのは、「ブラウザでのちょっとした処理」ではありません。
それは、例えば「HTMLのフォームなどではありえない、クールでインタラクティブに動く新しいGUI」であったり、「Ajaxを利用してサーバーと自然にやり取りしながら、まるで普通のアプリケーションのように動くプログラム」であったりするのです。現在のJavaScriptに求められているのは、そうした高度な表現です。
こうしたものを実現するには、非常に複雑で高度なスクリプト作成が必要です。JavaScriptでそれを行うのは、非常に大変でしょう。なにしろ、JavaScriptには、ごく基本的な関数類と、Webに関するごく基本的なDOMオブジェクトが用意されているだけですから。標準では、高度なGUIや視覚表現やサーバー通信のための高レベルな機能は何もありません。
そこで、より高レベルな機能を提供するライブラリが広く使われるようになってきたのです。例えば、数行でクールなウインドウやメニューを実現したり、ブラウザの互換性などを考慮することなくDOMを操作できたり、ややこしい処理の流れを考えることなくシンプルに実装出来るAjax通信であったり、です。数十行、数百行ものスクリプトを書いてようやく実現出来るような高度な機能を、ごく短いスクリプトで作り出せるライブラリがあれば、誰だって使いたくなるでしょう?
●なぜ、jQueryなのか?
こうしたライブラリは多数登場していますが、jQueryほど注目されているものは他にないといってよいでしょう。では、一体なぜjQueryなのでしょうか。
まず、なによりも「小さい」ということがあげられるでしょう。Javascriptといえども、本格的なライブラリになると、数MBから十数MBものサイズとなります。それだけ巨大なものが、Webページにアクセスするごとにロードされることを想像してください。利用に二の足を踏みませんか?
jQueryは、最新の1.4でもわずか70KB程度です。非常に小さく、その割には強力。なぜそんなに小さくできたのか?というと、基本機能に絞っているからです。
といって「だから貧弱」というわけではありません。jQueryには最初から機能を拡張するための仕組みが用意されており、さまざまなプラグインなどを追加することで、実にバラエティ豊富な表現が可能となるのです。
また、多くのライブラリが、機能強化のためにJavaScriptの基本的なDOMオブジェクトを書き換えているのに対し、jQueryは一切、そうした改変を行っていません。これも非常に重要です。JavaScriptは、プロトタイプなどを操作することで基本的な機能を変更できますが、そうすることで、本来とは異なる動作をするようになり、予想もしないトラブルを引き起こす可能性もあります。jQueryはそうした改変を行っていないため、ライブラリの中でも非常に「安全・安心」です。
この「シンプルで安心して使える」「拡張性・豊富なプラグイン」――これこそがjQueryの最大の長所といってよいでしょう。
(by. SYODA-Tuyano.)
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